オークス上深川

デイサービスセンター
(リノベーション)

地域の人々が運動療法で健康維持することを目的として開設された。コンセプトは「脱・病院施設」高齢者に馴染み深い木造民家をモチーフにしながら、元スーパーマーケットをリノベーション。ここに来ることで心身共に癒される空間を目指した。

所 在 地   広島市安佐北区上深川
構   造   鉄骨造
階   数   平屋建 内外装改修
面   積   敷地面積  1616.19㎡
        建築面積 853.12㎡
        延床面積 778.65㎡

[リハビリテーション特化型 通所サービス介護施設]
 高齢化が進んでいるこの地域では、気軽に立ち寄れる地域密着型の施設が求められていた。「オークス上深川」は、地域の医療機関が通所サービスの充実を計る拠点として開設した。ここでは、自らの意志で健康回復に必要な運動療法(= 個別のリハビリテーション・プログラム)による元気な身体を目指している。それには運動ができる広い空間が必要で、元スーパーマーケットの建物をリノベーションすることで200 坪の大空間が実現できた。
 コンセプトは「脱・病院的施設」。リハビリが苦痛になるようでは続かない。ここに来ることを楽しみに感じ、心身共に癒されて帰るような空間が求められた。そこでまず、建物の南側に樹木を植え、ひなたぼっこデッキのある庭を設けた。そこに大きな窓を開けて室内に光と庭を取り込む。大空間のままでは落ち着かないので、室内は高齢者に馴染み深い日本の民家をモチーフにしてデザインした。木造の柱や梁・格子を用いて、空間を機能に合わせ緩やかに分節しつつ、お互いの繋がりが感じられるように、床の素材や壁紙の色で空間を認識できるように、ユニバーサルなデザインを心掛けた。

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