［遊び心で溢れた空間］
　天満川沿いの観舟橋のたもと、広島らしい風景に赤い扉のカフェがたたずむ。ギャラリー併設のカフェ「ジェリーのしっぽ」は、その名の通り遊び心をくすぐるお店だ。何にでもこだわるオーナーが、アート好きやアートを学ぶ学生、クリエーターのたまり場を作りたいと願って開店した。そんな店内にはアート以外にも本や玩具・アンティーク家具・小物が所狭しと散りばめられている。カウンターには美術館情報の黒板が掛かり、小さなお店ながら時折アート展を企画したり、ミニLIVEやパフォーマンスが行われ、常に情報発信をしている。
　川沿いを散歩していて赤い扉を見つけると「今日は何があるのかなあ～ノゾイテミル？」。店内には1000枚のJAZZ CDからオーナーがセレクトした音楽が流れている。アートに目を奪われながら、８種類もあるこだわりのパンケーキを堪能する。時間を忘れゆったりと過ごしてもらえる場所として、お店がキャンパスになるように、空間は控えめに、内装は素材をそのまま表した。

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