可部の家

リフォーム

アレルギー症に悩まされている家族が築25年の中古住宅を購入、化学物質を最小限に抑えた改修である。新しい建材は自然素材を用いカビやダニが発生しない室内環境に。廊下や階段を居室に取り込み、小さな吹抜から2階の気配が感じられる、どこにいても家族のコミュニケーションが取れる住まいになった。

所 在 地  広島市安佐北区可部
構   造  木造
階   数  2階建
面   積  延床面積  104.04㎡
       改修面積  104.04㎡

 アレルギー症に悩まされているご家族が、敢えて築25 年の中古住宅を購入。化学物質を最小限に抑える改修をしたいという切実な相談だった。家族構成は夫婦+子ども3人。小さな子ども達に、のびのびとした生活をさせたいという希望から、耐震・断熱改修を含む内部の全面改修を提案した。
[シックハウス対策]建材はなるべく自然素材のものを選択。木材は無垢材を用い植物油塗料で仕上げ、壁はVOC を吸着し調湿効果のある珪藻土タイルを採用。床下にも調湿木炭を充填。カビやダニの発生しにくい室内環境を目指した。
[どこにいても家族の気配が感じられる住まい]子ども達がどこにいても、家事をしながらコミュニケーションが取れるよう、廊下と階段をリビング内に取り込み、2階の気配も繋がるように小さな吹き抜けを作った。
[ライフステージの変化に対応] 将来は夫婦2 人の生活になることを考え、1 階で生活が完結でき、ヒートショックのない生活が送れる間取りにしている。
[住宅性能の向上] 既存の内張りは全て剥がし耐震補強を行った。同時に床・壁・天井に断熱材入れ、窓をペアガラスに取り替えて断熱性能を高めた。

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