矢賀の家

リフォーム

実家隣にある築30年の借家を、子育て期4人家族の住まいに改修。伝統的な「しつらえ」を生かし20坪でも狭さを感じないような工夫、間仕切は引き戸に、廊下や玄関を生活空間に、階段を吹抜に捉える等。家全体の繫がりが感じられる住まいになった。

所 在 地  広島市東区矢賀
構   造  木造
階   数  2階建
面   積  延床面積   64.52㎡
       改修面積   64.52㎡

[20 坪の家]
 若いご夫婦から、ご実家に隣接する築30 年の借家を改造し、快適な住まいにしたいという依頼を受けた。家族構成は 夫婦+子ども2人。クライアントの要望は、1 ) 少しでも広く暮らしたい 。2 ) 子どもの気配が感じられ、家族が仲良く暮らせる家。3)健康で快適な生活を送りたい。というものであった。20 坪という限られたスペースの中でそれらを実現するためには・・・
 昔の日本の民家がそうであったように、日々の時間の移ろいや、子どもの成長などに合わせ「しつらえ」を変化させてゆけば、小さくても狭さを感じさせない空間になると考えた。具体的には、なるべく間仕切りを設けないよう心がけ、廊下や階段、玄関までもリビングに取り込んだ。階段を小さな吹き抜けと捉えることで、家全体の繋がりが感じられるようになった。加えて、構造補強、高断熱化、シックハウス対策、ユニバーサルデザイン、オール電化など、基本的な住宅性能を向上させることで、健康で快適な住まいに生まれ変わった。

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