畠敷町の家

専用住宅

開け放たれた中庭の窓からふりそそぐ光と風は心地よく、家中どこにいても家族の気配が感じられる。半屋外のカーポートや屋根形状は、積雪地域で快適に暮らす工夫である。

所 在 地  三次市畠敷町
構   造  木造
階   数  2階建
面   積  敷地面積 189.65㎡
       建築面積 119.34㎡
       延床面積 158.21㎡

 敷地は三次市郊外の小規模な住宅団地内にある。周囲は田園風景が残っており、敷地からは三次盆地の山々が望める自然豊かな場所である。共働きのご夫婦がこれからの子育てのことを考えて、この地に住まいを建てることにした。「子育てを考えた住まいづくり」で最も重要なことは、家族の団らんやコミュニケーションがスムーズに図れることではないかと考える。それを育むための住まいは大きなワンルーム空間が適している。
具体的には、
 1) どこにいても気配が感じられる空間 
 2) キッチンから家中が見渡せる構成 
 3) 家族の接点が自然に生まれてくるような楽しい動線 
などで、それらを空間に織り込みながら楽しい空間を創造した。
 小さな子どもの安全を確保しながら開放的な住まいとするためにコートハウス形式とした。開け放たれた中庭の窓からふりそそぐ光と風は心地よく、それぞれの部屋の気配を視覚的にも繋いでくれる。中庭に隣接した半屋外のカーポートは、県北の気候が織りなすさまざまな生活シーンで、また子どもの遊び場としても活躍してくれるだろう。

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