旭の家

専用住宅(賃貸・SOHO対応)

これからの都市型「戸建て賃貸住宅」建物を南北2つに分け、1階はピロティー型駐車場に、2階に居住空間を集約した。コートハウス形式の採用で、1階は店舗やオフィスなどフレキシブルに利用できる。

所 在 地  広島市南区旭
構   造  鉄筋コンクリート造
           一部 鉄骨造
階   数  2階建
面   積  敷地面積 175.75㎡
       建築面積 102.75㎡
       延床面積 183.57㎡

 敷地は広島市の中心部にほど近く、古くからの住宅密集地の中にある。間口が狭く奥行きが長い、都市部にある典型的な敷地形状である。クライアントからの要望は、老朽化していた「戸建て賃貸住宅」を建て替えたいというものであった。これからの都市型「戸建て賃貸住宅」はどうあるべきかを考えた。
 1.SOHOなどに利用できるフレキシブルな空間があること。
 2.1.により、居住性が犠牲にならないこと。
 3.駐車場が充分に確保されていること。
これらに基づき、以下のような建築計画を行った。
 1.1階をフレキシブルな空間とする
    ピロティー型駐車場、ゲストルームやSOHOなどの利用、店舗への変更も視野に入れる。
 2.2階に居住部分を集約する
    プライバシー、安全性、通風、採光などを確保し、都市における居住性を高める。
 3.コートハウス形式の採用
    中庭を、住まいの庭として、仕事場の玄関として、時には駐車スペースとして利用できる。
住まいと仕事場の心理的な距離を感じさせる。

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